急性腰痛(ぎっくり腰)

 

通称『ぎっくり腰』とは別名『急性腰痛症』といい、動作などで急激に腰に痛みが走り痛みが強くなる状態の事を言います。
海外では『魔女の一撃』とも呼ばれれています。

また一度なると顔を洗うようなちょっとした動作で再発したりなど、癖になりやすいのが特徴的です。

 

腰は直立の負担を100とすると、おじぎで約200、座ってのおじぎで250もの負担がかかると言われています。

普段から腰への負担が大きい姿勢を取っていると、筋肉が常に緊張状態にあり、動作の中で限界を迎えて急激に痛みが出る事があります。

特に『気を抜いて動作をした時』に多いようです。

事務仕事中に下に落ちた紙を拾おうとして痛めた、靴をそろえようと前かがみなった、ソファーに座って飲み物を取ろうとした、などのなんて事無い日常の動作でなるケースが多いです。

 

ぎっくり腰になってしまったら、まずは冷やして安静にします。

家では痛みのない少ない姿勢を探し、じーっとしているのが一番ラクです。

 

一般的には痛めた直後から3日ぐらいは冷やし、そこから温めると良いといわれていますが初期の段階から温めた方が楽になる場合もあります。
温めた方が良いかどうかを判断するには、お風呂に入って痛みが軽減するかどうか?で判断すると確実です。

お風呂に入って楽になるのであれば温めるとよいでしょう。

逆に腰に違和感が出るなら、数日間はシャワーだけにしましょう。

 

安静も同様で、動ける範囲で軽く運動した方が治りが早い場合があります。

まずは、反動をつけずに腰周りのストレッチをしてみましょう。気持ちが良く翌朝も痛みの悪化がなければ軽いストレッチを続けます。

ぶり返すようなら素直に数日間安静にし、再び軽いストレッチから始めましょう。

 

筋肉の過負担が原因の場合のぎっくり腰は上記の方法で徐々に回復をしますが、関節の損傷によるものや、ごく稀に内臓疾患から来る『腰の激痛』もあります。

一週間経っても軽減しない急性腰痛はそれ以上放置せず、速やかに医療機関を受診する事が大切です。

 

 

 


外科的な場合

 

・椎間板ヘルニア
・脊椎圧迫骨折
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎すべり症
・腰椎分離症

 など

 

 


内科的な場合

 

・悪性腫瘍
・化膿性脊椎炎
・急性膵炎
・腎盂腎炎
・大動脈解離
・腹部大動脈瘤
・腎梗塞
・胆のう炎

 など

 

 


 

特に内科系は即座に病院にかからないと危ないものもあります。

自己診断で放置をしない!というのが一番です。

内科的な痛みの場合、横になっていても痛みが強くなったり、楽な姿勢がない、夜にかけて痛みが増すという傾向があります。

 

そして、ぎっくり腰の場合、決して無理をしないという事です。

『痛む』ということは身体が『休もうよ!』とサインを出しています。
それだけ無理をかけているという事を認識して、生活内容を見直していくことがぎっくり腰再発の最高の予防策です。

 

 

内科的要因ではないと判断される場合、整体・整骨・手技療法では、腰回りの筋肉が過度に緊張している状態から緩めた状態へとしていきます。

その際の施術方法は痛みのない、痛みの出ない姿勢、方法を用いて行います。

 

人間はバランスが崩れた状態でいると、そのバランスを保とうとして体の色々な部分で不必要な緊張が出てきます。
バランスを取ることで、その不必要な緊張を緩めることで通常よりも早く良くなっていきやすい状態を作っていきます。

 

一口にぎっくり腰と言っても色々なものがあるので、その場で痛みが殆どなくなる場合もあれば、痛みが残る場合もあります。

しかし、バランスを整えておくことで再発しにくい状態を作っておくことは体にとってプラスとなりますのでぎっくり腰になった場合、ある程度動けるようになったら体を整えることをお勧めしています。