頸椎ヘルニア

 

頸椎ヘルニアとは、正式には頸椎椎間板ヘルニアと言い、
頸椎(首の骨)と頸椎の間には椎間板と呼ばれるクッション状の組織が変性し内部が飛び出て神経を圧迫している状態のことさします。

 

頸部や腕の『痛み』または『痺れ』がおきます。
痛みの場合、首を動かす、腕を動かすといった動作の時に症状が悪化したり、夜間痛などを伴う事があります。

痺れの場合、指先の感覚異常や動作の鈍さなどおこることもあります。

 

PC作業などで背中を丸めて顎を前に突き出すような姿勢、背筋を伸ばして下を向くような姿勢が首への負担が大きくなります。
また首に負担のかかるスポーツ(相撲・ラグビー等)も気を付けたいところです。

 

病院を受診すると、画像診断(レントゲン・MRI)で診断名が確定するのが一般的です。
治療法は、筋弛緩剤・ビタミンB剤、消炎鎮痛剤あまりに痛みが強い場合は首の固定具(カーラー)を使う場合もあるようです。

 

 

頸椎ヘルニアと診断されたら、とにかく痛みの出る姿勢を取らない事が第一になります。

痛みがあるとつい痛みを確認したくなります。

この「痛みを確認する」という動作は
例えるなら切れている傷口を何度も触るようなものです。

辛いなりにも楽な状態をキープする事が早く良くなるポイントです。

 

整体・整骨・手技療法から見る頸椎ヘルニアは、姿勢の悪さによる頸部の負担が誘因と考えます。
背中を丸めて顎を突き出すというような姿勢の場合、頸椎周りの筋肉が硬くなりヘルニアを悪化さる要因となります。

頸椎ヘルニアの場合、痛みが強いケースが多いため決して痛みが出るような施術を行わず、楽に感じる首の角度での施術をし、筋肉、神経の捻じれ歪み、固さを取っていきます。