手のしびれ・腕のしびれ

 

しびれには様々な症状のあらわれ方があります。

 

・手の親指から薬指にかけてしびれる場合
・指のしびれに加えて腕の内側か外側の痛みも伴う場合
・手と腕が全体的にしびれる場合
・肘の内側から小指にかけてしびれる場合

 

手や腕のしびれはの原因はひとつではない!!

 

しびれは神経や血管の圧迫が原因で起こります。そのため、手のしびれの鑑別では、
どこに圧迫があるかを探すことに重点を置きます。
頚椎、鎖骨、肘、手関節のあたりに神経や血管の圧迫がみられることがほとんどです。
また、糖尿病などの病気では圧迫がなくても神経が傷んで手がしびれることもあります。

 

 

胸のつけ根で起こる神経の圧迫

 

胸郭(きょうかく)とは心臓や肺がある胸全体を指す言葉です。
頚椎から腕へと伸びる神経は、この胸郭の境目(鎖骨の下付近)を通っていますが、
この時、いくつかの筋肉のしたを通り抜けるため、その筋肉によって神経・血管が圧迫され、しびれを起こすことがあります。
特に、首の前側の筋肉(斜角筋)、鎖骨の下、胸の筋肉(小胸筋)の下で、圧迫を受けることが多いです。

 

 

頚椎の変形によって起こる神経の圧迫

 

頚椎(首の背骨)の変形は、多くは40代を過ぎてからみられます。
それは長期間にわたって負荷が加わり、少しずつ変形を起こしていくからです。他に交通事故など大きな外傷が原因で起こることもあります。
腕への神経は、頚椎の横にある管を通っていくため、骨の変形によってその管がつぶされ、圧迫されることがあります。

 

 

頚椎椎間板の問題によって起こる神経の圧迫

 

背骨と背骨の間にある椎間板(クッションの役目をしています)が圧迫されると、つぶれて神経を圧迫することがあります。多くは腰で起こりますが、首でも同様に起こることが少なくありません。これもやはり手や腕、肩周辺の痛みやしびれを起こします。

 

 

手根管での神経の圧迫

 

 

手根管とは手の平のつけ根にある、神経の通り道のことです。
骨と膜に囲まれていて、この空間が狭まることで神経の圧迫が起こります。手のむくみなども影響するので、妊娠している方にもよくみられます。

 

 


 

来院される方は、

 

・「病院で椎間板障害や頚椎症といった診断を下されるも、治療法がはっきりせず、経過をみているけども良くならない」

という方が多いです。

 

多くの方は姿勢の悪化によって首や肩に負担がかかり、結果として骨や筋肉などで神経の圧迫が起こります。
接骨院・整骨院・整体院では、みなさんの状態に合わせて背骨・腕・肩の関節を矯正し、圧迫を取り除くとともに姿勢の悪さを改善していきます。